グルコサミン、コンドロイチン硫酸などが、軟骨を再生するとして市販されていますが、以前より臨床治験が行われていますが、医薬品としては認可されていません。
服用する場合には、「疼痛の改善に役立つ可能性はあるが、軟骨の再生能については今後の研究待ち」であり、過大の期待は避けたほうがよいようです。
各種サプリメント
消炎鎮痛剤・外用薬の使用
薬物療法:
○消炎鎮痛剤:は、痛みや炎症の強いときに効果的ですが、あくまでも対症療法(徐痛)です。関節を修復する効果はありません。
副作用もあるため長期服用は避ける必要があります。
○外用薬:消炎鎮痛剤入りのパップ剤や、軟膏があります。
副作用が少なく使いやすいです。
皮膚が弱い場合には使用に注意する必要があります。
股関節を温める
温熱療法:
患部を温めることで関節や筋肉の痛みを和らげて、血流をよくします。
○ホットパック・極超短波
○温泉や家庭での入浴
筋力強化
運動療法:
○大腿四頭筋などの太腿の筋肉、股関節周辺の筋力を強化します。ただし、関節に体重をかけない臥位や座位で行います。
○水中歩行は効果的です。
○スポーツジムなどの器具使用は、股関節に負担が大きすぎて関節や筋肉を傷めたり、軟骨の磨耗させることがありますので注意が必要です。
体重管理
日常生活での注意:
肥満の方の場合は、しっかりしたカロリー計算に基づいた食事で減量を心がけてください。
自己流のダイエットは、本来の体の機能・能力を損なうことがありますから注意が必要です。
杖を使う
日常生活での注意:
歩行時に痛みがあったり、跛行(足を引きずる)がある場合は杖を使うことが好ましです。
※歩行時に杖一本を使って、杖に15kgの荷重を変えた場合、患側股関節に加わる力の合計は体重とほぼ同じになります。
杖を使わないときの1/3になるので、杖は非常に効果的といえます。
股関節に負担をかけない
日常生活での注意:
股関節に無理な負担をかけない次のような日常生活を心がけてください。
○日本式よりも、ベッド・椅子・洋式トイレなどの様式生活が望ましい
○激しい運動、重労働や立ち仕事、長時間の歩行、立ち座りの動作の繰り返しなどを避ける
○長時間の正座など、股関節を圧迫する同じ姿勢を続けることを避ける
○ヒールの高い靴や、そこの硬い靴を避け、できればクッションのあるスニーカータイプの靴が好ましい。
○股関節を冷やさないようにする
股関節の痛みを和らげる
股関節の痛みや股関節の異常がある時は、自己判断せずに医師の診察を受けることがベストですが、変形性股関節症の治療に保存治療があります。
股関節の痛みと上手く付き合う手がかりになります。

